喜びと慚愧〜中央仏教学院に卒業！

今年10月に、中央仏教学院の通信教育課程を卒業をしました。中央仏教学院の通信教育で、専修課程までの七年間勉強させていただきました。それは、私の人生にとってとても有意義な七年間となりました。 ♥︎★人生の勉強時間は半分以上になると思いますが、(大学まで12年+医学大学5年+医学修士3年+医学博士課程4年+中央仏教学院通信教育学習課程3年+専修課程4年=31年！)★♥︎
★親鸞聖人のみ教えは、心の鏡と思います。世の中の皆さんと私は善人であると思っていましたが、親鸞聖人のみ教えを学ばせていただくなかで、実は恥ずかしい私であると知らされました。
★仏さまのみ教えは、本当に人間の鏡だと思います。貪欲・憎しみや自己中心などといった、私の本来の姿が多く見えてきました。部屋の中が暗い時には、埃は見えません。しかし、太陽の光が部屋に射してきたら、飛んでいる埃が見えてきます。心の部屋も同じだと思います。仏さまの慈悲、智慧、み光をいただいたら、心の中のわがまま、自己中心、自分の立場ばかりからの考え方など、悪い私が見えてきます。光と鏡によって私の恥ずかしい姿を知らされ、真実を教えていただきました。
★中央仏教学院で勉強した私は、慚愧と生きる喜び、人生に感謝する気持ちがますます深くなったように思います。心の闇は、薬では完全に治せません。現代社会の私たちは、親鸞聖人の「悪人正機」などのみ教えから、生きる勇気が与えられると思います。仏教との出遇いはとても大切です。中央仏教学院での勉強は、私の考え方を変えさせられ、人生にとても役立ちました。
★現代社会の若い世代の人々は、毎日が忙しく、仏さまのみ教えと触れ合うチャンスがなかなかありません。しかし、現代社会のストレス・不安・迷い・悲しみ・辛さや虚しさなどを抱えている方は多いです。少しでも多くの方を仏教の教えに導くことができ、たくさんの人々が、心の鏡で自分を見ていただけるようになることを願っています。
★仏教は美味しい料理のようなものだと私は思います。たくさんの方にぜひ食べてほしいと思っています。せっかく料理人は美味しい料理を作ったのに、食べないのはもったいないことです。仏教の美味しさをたっぷり堪能した私は、これからも心の悩みを解決する道としてわかりやすい仏教讃歌を、二胡の音色により、日常の音楽として、気楽に聞いていただけるように頑張っていきたいと思います。
　★七年間、中央仏教学院の白川院長をはじめ、多くの先生方には大変お世話になりました。心から感謝申しあげます。

★★☆☆☆追加☆☆☆★★
卒業のお祝いメッセージをたくさんをいただき、心から感謝してます。とても嬉しいです。ありがとうございます。

講演とコンサートの仕事の関係で、土曜日、日曜日のスクーリングの参加は、ほとんどできなくなりました。勉強したい気持ちと、日常の仕事との両立が、思うようにならなかったのです。卒業できないと思っていた時に、白川院長の一言で私は救われました。「通信教育は、卒業のためではなく勉強のためです。卒業しなくても大丈夫ですよ！」と優しくアドバイスしてくださいました。自意識の強い私は、この一言で、勉強への姿勢が変わりました。通信教育は、卒業証明書をいただくためではなく、親鸞聖人のみ教え、阿弥陀さまの慈悲をいただくことです。だから、「卒業できなくても、勉強を続けていけばよい」と思えたからこそ、七年間続けられたのだと思います。